categoryIndex 2006年12月

『デザインにひそむ<美しさ>の法則』by 木全 賢(ソフトバンク新書)

trackBacks (0) givenComments (2) Dec 23, 2006

「美しさ」に理屈はあるのか、ということはデザイナーなら誰しも一度は考えたことがあるテーマだと思う。僕なりの答えは、「おそらくあるのだと思う」。

本書は、プロのデザイナーさんよりも、日頃デザインに無意識で接している人に強くおすすめしたい。つまり、デザインに特段の興味を注がない人のことである。デザインに対する興味は、往々にして周囲への注意力を向上させることになる。その結果、こだわりぬいて位置を決めて貼ったトイレのカレンダーは、おそらくあなたのトイレ滞在時間の快適さを増すことになる。デザインは多分人を幸せにするのだと思う。

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蜘蛛はどこに巣をはるか 〜『ウェブ人間論』を読んで

trackBacks (2) givenComments (14) Dec 19, 2006

言わずとしてたベストセラー新書「ウェブ進化論」の著者梅田望夫氏と芥川賞作家の平野啓一郎氏の対談を新書の形にしたものが、今回とりあげる「ウェブ人間論」。

様々なブログで、それぞれの方の視点から貴重な書評があがっているから、評するのが苦手な僕は、この本を土台に考えてみたい。ウェブが進化する中で、あるいは進化した結果、人間はどう動くのか、まさにその点について、である。

「ウェブ」は人間という有機的な存在の中のいったいどこに巣づくのであろうか。

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バトンはWeb2.0時代にふさわしいのか。

trackBacks (0) givenComments (0) Dec 12, 2006

社員のブログのエントリーはてなブックマークで300user突破しそうなことに感心している時に、不思議な記事を見つけた。

中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル:Web2.0時代にふさわしい政治への参加の仕方

今回の試みは、実験でもあるが同時に「ブログの活用のしかた」の提案でもある。「せっかくブログという新しいツールを得たのだから、それを使って自分の意見を述べ、もっと積極的に政治に参加しましょう、関心を持ちましょう」という提案である。まさに、「Web2.0時代にふさわしい政治への参加の仕方」の提案である。

え ....? Is that it? 「?」マークが頭にぐるぐる浮かんでるうちに、例の社員のブログの「はてな」ブックマークは400userを突破してしまっていた。

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レスター・ワンダーマンの教え

trackBacks (0) givenComments (0) Dec 8, 2006

アメリカの広告職人に尊敬すべき人が何人かいるのだが、その中でも、「ダイレクトマーケティングの祖」とされているレスター・ワンダーマンに教わることはバケツいっぱいある。そんな彼は今ではもう90歳近くになるはずにも関わらず、ブログを書いてたりする。もちろん、エントリーの頻度は高くはないけれど、数少ない記事から得られる教訓は極めて多い。

12/5の「The Human Quality of Service」というエントリーもとても含蓄あるもので、途中に引用しているウィリアム・ワードヲースの詩も痛烈に胸に響く。自省の意味を込め、時には自身で読み返せるように、日本語訳してここに残しておく。

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専門家がやらねば誰がやる

trackBacks (1) givenComments (1) Dec 7, 2006

DESIGN IT! w/LOVE : マーケティングに専門家はいらないのでは?

マーケティングそのものに専門家はいらないと僕は思うんですよね。(...中略..)
商品を開発すること、商品を製造すること、そのための人材を採用し、育成すること、資材を調達すること、資金の調達など、すべてマーケティングであり、ブランディングであるわけです。 という定義において、専門部門としての「マーケティング部門」はいらなくて、各部門がマーケティングを意識すればよく、さらには部門横断的にプロセスを管理するマーケティング担当がいればよいわけです。

「すべてマーケティングであり、ブランディングであるわけです。」その通りである。

「マーケティング」とは、市場における一切の意思決定のことである。企業活動の大局、そしてあらゆる局面での最適ないしそれに限りなく近い解を提示する行動である。そのために何が必要なのか。孫子の言葉を持ち出すまでもなく、「敵を知」り「己を知」ることである(もちろん文字通りの「敵」ではないが)。小飼氏もブログのエントリーで次のように定義、説明している。

404 Blog Not Found : 金融マーケティングとは何か

それでは、マーケティングとは何か?客を知り、そして己を知ることである。
(...中略..)ところが、本当のマーケッターというのは、制作なみに製品のことを知り、販売なみに客のことを知っていないと出来ないのである。この両者を知って知って知り抜くのがマーケッターなのである。こうすることではじめて、彼/女は最も適切な顧客に対し、最も適切な媒体で、最も適切なメッセージを届けることが出来る。

この意味で、DESIGN IT! w/LOVEのエントリーの「各部門がマーケティングを意識すればよく、さらには部門横断的にプロセスを管理するマーケティング担当がいればよい」という指摘は的を得ているけれど、それが即ち「専門家はいらない」ということにはならないと、僕は考えている。

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どんな馬の骨かを伝えるしくみ 〜WEB時代の信頼構築

trackBacks (0) givenComments (0) Dec 3, 2006

void GraphicWizardsLair( void ); //:Webで見かけたどっかの馬の骨が書いた「言葉」はデフォルトで汚染された外部入力と見なさなきゃ危険

人類の進化は技術の進化のスピードに対応しきっていないだろう。というのがオレの持論だ。 だからWebで10000倍の速度で情報交換できるようになったのに、10000倍強力にスルーできる人はかなり少ないだろう。

活版印刷が発明されて以来、いや、それ以前もっと昔から、「記された言葉」にはそれだけで相応の重みがあった。たとえば、映画館から出てきたおばちゃんから「この映画最高よ!」と聞くよりも、広告上の「涙が止まりません!」というおすぎの言葉を読む方が影響は大きい。「隣のおじさんが言ってたんですが、」と前置きするよりも、「◯◯という本にも書かれていたのですが、」と添える方が効果的である。活版印刷からラジオやテレビの放送まで、「記された」り「電波に乗った」りする言葉には無条件で重みと格が与えられてきた。いや、正確に言うと、僕らが与えてきた。

この「重み」や「格」はわりに敷居が高くて、どれだけ映画好きのおばちゃんが叫んでも、電波に見初められたおすぎにはなすすべもない。この敷居を取り払うことに成功しそうなのが、WEBであることは疑う余地もないことだ。耳にする毎にうさんくささが増すような気がする「WEB2.0」という言葉もCGM (Consume Generated Media)という流行キーワードの例を出すまでもないかもしれない。要するに、"Take media back to us" ということだ。どこの馬の骨とも分からない個人がメディアになり得るわけだ。ここには大きなメリットもあるけれど、それ以上に巨大なデメリットがあるのは当然である。

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『男も知っておきたい骨盤の話』 by 寺門琢巳(幻冬舎新書)

trackBacks (0) givenComments (0) Dec 2, 2006

幻冬舎って新書出してたっけ、、、黄色のカバーの新書群を前にしてぽかんとしてしまった。そう、創刊したらしい。村上龍氏が「5分後の世界」を書いたのが、確か幻冬舎の立ち上げの時だったと思う。あれからまだ10年と少ししか経ってないのに、今では本当に立派な大手の出版社になっている。普通じゃ考えられない成長である。代表取締役の見城徹氏の情熱とその突進力にはとても感銘を受ける。

そんな幻冬舎が新書シリーズを創刊した。一挙に62点の新書が発刊されている。さしあたって買ってみたのがこのエントリーで紹介する「男も知っておきたい骨盤の話」。

「男も知っておきたい」というフレーズにつられてしまったのだけれど、さすがに幻冬舎、誰かに勧めたくなる本である。

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